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ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

ヨドバシ梅田に辿り着けないというネットならではのノリ

「なんでこんなこと言うんやろう?」と思っていたけれど、最近やっとわかった。これはネット上のノリだということに。2chにもたまにあった「押すなよ、絶対押すなよ」的なノリがヨドバシ梅田について言っていたのだなと。

togetter.com

実際、梅田使う人でヨドバシ梅田に行くのに迷う人というのはまずいない。どこか別のところから来た人や、初めて梅田に来たという人であれば迷う可能性はあるだろうが、それは梅田に限ったことではない。梅田以外にも新宿・渋谷でも迷う。

そう言えば関西人の私には新宿駅の都庁前バス乗り場に行くのにかなり手間取ったし、渋谷の出口を間違って目的地に行くのに徒歩1分のところが15分かかったりした。あと名古屋も名駅前のウェルビーに行くのに、近鉄の方から行ったらめちゃめちゃ時間かかった。さらに名駅の地下でトイレを探してなかなか見つからなかったのも覚えている。

つまりまぁどこでも都市部というのはなれていないと、目的地に行くのは難しいのだ。なにもヨドバシ梅田に限ったことではないのだが、大阪だということもあってノリを楽しんでいるのだろうなぁと思う。例えば大阪の西成が修羅の街である、という話も同じようなものだろう。実際、西成も一部だけで、最近はかなりキレイになったものだ。

ちょっとしたことを誇張して「こんなにも!」という遊びなのだと思う。その辺、何となく昔の2chを思い出して懐かしい気もする。今はどちらかというと、こういうノリであっても、「間違っている、デマだ!」「訂正しろ!謝罪しろ!」みたいな正義を振りかざす人ばかりのように思うので。

昔からのネットユーザーからすれば、微笑ましいことなのだろうなぁ。ま、そんな目くじら立てることではなく、みんなでこのノリに乗っていこうじゃないか。同じアホなら踊らにゃソンソン♪

リーダーが方針を決めなければいけないのはリソースに限りがあるから

ここ数日、アゴラで宮寺達也さんという方がビジネス系のコラムを書いておられた。事例を用いたもので大変リアリティがあって私は隅々まで目を通させていただいた。この3つの記事は非常にわかりやすく、ぜひ20代の若いビジネスマンの人たち・就活生にも見てもらいたいと思う。

agora-web.jp

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なぜ当たり前のことは方針足り得ないか?

さて、3つのエントリーを紹介したが、最後に紹介している「あたりまえ体操」で見抜くリーダーの資質では、なかなか興味深い指摘をされている。管理職や役員・社長が企業の方針について述べる時、当たり前のことしか言わない、という話だ。

「ライバル会社の3倍でPDCAサイクルを回す」や「不具合を減らしましょう」「新しい技術にチャレンジしましょう」などと言ったことを方針として喋っているという。一見するとすべて正論ではあるが、当たり前すぎて言わなくてもいいようなことばかりでもある。

なぜこういう当たり前のことが方針にならないのか?というと、企業経営にはリソースが限られているためだ。PDCAサイクルを早く回す、不具合を減らす、新しい技術にチャレンジする、みんなやったほうがいいことではあるが、全てを並行してこなしていくことはできないのだ。

例えば、ある業務システムを販売しているA社とB社がいるとしよう。A社は従業員5人の大阪の企業だ。対するB社は従業員200名で東京に構えている企業だ。さて、似たような業務システムを販売している2つの会社だが、同じように営業方針を立てるだろうか?まず絶対営業方針は変わってくるだろう。

それはリソースが違うためで、5人で営業が回れるところは限られている。かつ大阪という場所で東京の顧客に営業をかけるのはコストがかかる。一方で東京に会社があれば、営業コストは安くなる。かつ200人も営業マンがいれば、効率を考えなくても全員でローラー作戦もできる。

何の変化を起こすのか?が方針になりうる

というように、リソースが限られているために何でもかんでもできないのだ。だからこそ必ず「これはやらない」と「これに注力する」というのを決めないと行けないのだ。リソースは有限であるため、それを最も効率良く使わないといけない。だからPDCAを3倍回すというのであれば、3倍回すためのリソースが必要なのだ。

3倍のPDCAを回すために、IT系のコストをドカンとかけるのか、人材を採用するのか、権限を現場に移動させるのか、会議を減らすのかなどなど「3倍に回すためにこれをやる!」というのが必要になる。当たり前のことをやるために、何らかの施策を行う必要がある。この何らかの変化こそが方針と成りうるのだ。

というわけで、当たり前のことをいくら言っても方針にならない。それを達成するために何をするのか、今までの何をどう変えるのかということが必要なのだ。

築地・豊洲の問題で思い出した串かつ松葉退去騒動

アゴラもおときたさんがいるっていうこともあって、結構築地・豊洲の問題が盛り上がった。宇佐美さんは前々から参戦してたし、ついに池田さんも参戦した。俺の投稿がきっかけになってたらいいなぁ。まぁ実際は報道で築地の汚染が出始めた体と思うけど(笑)

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zasshi.news.yahoo.co.jp

大阪で起こった串かつ松葉退去騒動

この騒動を見ていてふと思い出したのが、串かつ松葉の退去騒動だ。阪神百貨店の近くにあった地下街のお店なのだが、立ち飲みできる串カツ屋としてすごく有名だった。ザ・大阪と言ったような感じだった。

ただ、この串かつ松葉は現在なくなっている。阪神百貨店が地下街のリニューアルをするということで、退去したのだ。ちなみにこれは松葉だけではなく、その近くにあったチケットショップも同じように退去している。

が、松葉はこれに異を唱えて反論をしていたのだ。急にどけと言うのはおかしい!というように。松葉のファンも多かったので、結構その意見にも賛同する人もいたが、結局退去した。そもそも松葉は他にも梅田に店舗を持っていて、そこはもっと広い場所で営業をしているのだ。

退去したくないとこの場所を死守しようとしたのは戦前からの契約で凄まじく安い金額で借りていたということが大きいようだ。一説には梅田の一等地を借りているのに5万円の賃貸料だったとも聞いたことがある。値上げしないで昔のままの値段だったので、この特別な契約を守りたかったのだろうと言われている。

大阪市は例外を許さなかった

最初は松葉がなくなるのは寂しいという人も多かったが、潮目が変わったのはチケットショップが出ていったくらいのときだろう。チケットショップは撤退したのに松葉だけが粘ろうとしたのを見て、支持が少なくなったように思う。

しかし大阪市はこの松葉の主張を一切聞かなかった。そして粛々と地下街のリニューアルを実行しているのだ。それについて、さほど異論反論を大阪市民や関西人が言っているのも聞かない。必要なリニューアルのためであると認められたということだろう。

このことからわかるのは、豊洲・築地の問題も「粘っても支持は得られない」ということだ。築地に固執する店も多いようだが、やはり老朽化と新しい施設を作ろうとする未来への推進力には勝てないだろう。それは松葉も同じで、どんなに懐かしい思い出があったとしても、都市部は発展の方が優先されるのだ。

築地・豊洲ブランドが衰退する前に

松葉は結局退去したのだが、その後に粘らなかったのは大きかった。もしそこで訴訟だデモだというようなことをしていれば、松葉ブランドに傷がついて他の店舗にも人が寄ってこなくなった可能性は高い。引き際を間違えなかったからこそ、今も松葉というブランドが輝いていると言える。ちなみに私も串かつといえば松葉をまず推薦している。新世界は少し遠いので(笑)

築地・豊洲についても今築地の汚染の問題が表に出てきている。豊洲はまったく問題がないのに汚染されているかのような風評が渦巻いている。これ以上この騒動が伸びてしまうと、築地に居ても汚染の風評被害を受けるし、豊洲に移転しても風評被害で売上が上がらなくなってしまうだろう。

結局困るのは卸売業者なのだ。東京都は困らないかも知れないが、中小・零細企業が多い店舗・卸業者のためにも、さっさと豊洲へ移転すべきだ。小池都知事はどう思っているのか知らないが、自分の名誉にも傷をつけないためにも移転に舵を切るべきだろう。