読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

関西ではお笑いのアイドル化が止まった

私と同じ30代くらいの人ならどこかでお笑いにハマったという人は多いだろう。一番多いのは土曜日に早く帰ってよしもと新喜劇を見ると言うものだと思うが、さらに進んで二丁目劇場にハマった人は多いと思う。すんげーベスト10であるとか吉本超合金、わちゃちゃテレビなどである。

そしてその中でも年末恒例であり、1年の総決算とも言える若手お笑い芸人がたくさん出場するのがオールザッツ漫才だ。2014年の放送でなんと25年というのだからかなり長い歴史がある。

 

オールザッツ漫才は中・高くらいから見ているのだが、少しずつ流れというのが変わってきたなというのを感じる。オールザッツ漫才だけではないが、二丁目劇場の時代からBASEがあった時代くらいまでは、よしもと芸人はアイドル化が激しかった。今では考えられないかも知れないが、FUJIWARAはすごい人気だったし、ジャリズムもすごかった。

そんな芸人がアイドルになっていた時代はスマイルの勢いが良かった時代まで続いた。が、最近になってその勢いは完全に止まったなと感じた。なんといっても2年連続アインシュタインが優勝していること、そして2014年の決勝戦はコント職人でもあるバンビーノとの対決だったことだ。

しかも今流行りのラッスンゴレライでお馴染み8.6秒バズーカも出ていたのにもかかわらず、だ。彼らは準決勝にも行けずに負けている。彼らが面白くないというわけではないが、もしも芸人をアイドルとして見ていた時代であれば、彼らは勝ち進んでいた可能性が高い。にも関わらず今回は勝てなかった。つまり大阪のお笑いは確実にアイドル路線と切り離されたと考えていいのではないだろうか。

アイドル路線といえば一時期のキングコングがその路線に乗っかっていた。彼らにその意識があったかどうかは分からないが、実力以上に早く出世ルートに乗せられてしまったように一お笑いファンからは見えていた。そして今はレギュラー1本という状況だという。西野さんにいたっては嫌われキャラが定着してしまったくらいだ。

当時私が高校時代だったと思うが、オールザッツ漫才キングコングダイノジが対戦したことがあった。トーナメント方式で上にお客さんの投票が多いほうが上がっていくわけだが、明らかにネタとしてはダイノジのほうが笑いをとっていた。が、結果は少しだけではあるがキングコングが勝ったのだ。この時、確実にキングコングはアイドル視されることでお客さんは下駄を履かせていたわけだ。彼らに悪いところがあるのではない。我々お笑いファンに問題があったと思わせてくれた出来事だった。

キングコングブームの後にはウエストサイドなども出てきたし、その後もスマイルなどがその芸人アイドル路線に乗るかと思われた。が、今では確実に芸人アイドルとして見られることはない別の部分で評価され始めている。ウエストサイド出身者のロザンはクイズ番組で、スマイルは純粋なネタが評価されてきている。

今回のオールザッツ漫才2014ではアインシュタインが評価され、バンビーノが評価され、そして色物であるとにかく明るい安村が評価され始めた。これはアイドル路線と確実に切り離されている証拠だろう。

これがいいことなのかどうかはわからない。ただ、純粋に大阪のお笑いファンの路線が変わったことだけは確実だ。お笑いファンがアイドル視しなくなったことはより良い若手お笑い芸人が生まれる土壌になるのではないか、と個人的には非常に期待している。

 

ちなみに私は尼神インターとかアイロンヘッドが好きなので頑張って欲しい。

広告を非表示にする