ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

成功イコール幸せではない

私の知人には自己破産をしたことがある人が何人かいる。会社を倒産させたり、会社が倒産してしまったという人もいる。これだけを聞いたら不幸に思えるかもしれないが、当の本人はというとそんな風に見えない人ばかりだ。どちらかと言うと楽しそうにしている人が多い。

もちろん仕事を楽しそうにしているということもあるが、仕事がつらくても家庭やプライベートが充実していて、幸せそうに見えるという場合もある。自己破産したり倒産したり、一般的な成功と言われるモデルから程遠いかもしれないが、幸せかどうかで言えば彼らは幸せそうだ。

例えばその知人の中に2回自己破産をしたことがある人がいるが、その人は事業を幾つか立ち上げて失敗してきた。借金を背負って返済が厳しくなって自己破産をしたわけだ。しかし今ではペット系のビジネスがいい具合に回り始めていて、仕事も順調だ。プライベートは彼女もいて結婚間近になっている。これを幸せと言わずしてなんというだろうか。

 

ネット上では成功者の話が多い。成功のためにどうするか、効率的に毎日を生きるためにはどうしたらいいのか、成功者はこうしていたなどなど、そういう人たちの話にあふれている。しかしそういった成功者の後を追うことは果たして幸せなのかどうか、それは考えたほうがいいだろう。

スティーブ・ジョブズは成功者として、亡くなってからは神のような存在に昇華しているが、彼が毎日同じ服装でいることが決断をしなくていい、疲れない、ストレスを溜めないのだという解説がある。じゃあ私の知人にいる着道楽のスーツが好きで毎日自分のスタイルをSNSにアップしている人は、決断疲れをしていてしんどい毎日を送っているのだろうか。それは違うだろう、彼は非常に楽しそうだし何よりもそのための努力を惜しまない。スーツが似合うようになるためにダイエットしたくらいだ。

他にも「成功した人はこうしていた!」というようなエピソードは枚挙にいとまがない。しかしだからといってそのエピソードになぞらえて、自分が同じように真似をしたから幸せになれるか?というとそれはない。逆に全く成功者のエピソードと真逆の生き方をしている人にも幸せな人は存在するのだ。

成功することばかりがあふれるネットだが、ネットから離れて周りを見てみたら案外幸せそうにしている人が多いことに気づくのではなかろうか。