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ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

新卒採用が続くのは人事部の存在が大きい

新卒採用は駄目だとか新卒採用は害悪という言葉はよく聞く。俺も最初に独立したのはこの新卒採用で入れないという人たちをどうにかしたいという気持ちがあったから、そのためのサービスを出したいと思っていた。今は食えないので他の仕事もやりながら、インターン募集何かをやったりしているが。

新卒採用については下記のような主張があったが、全くその通りで正論だと思う。


「誰でも一緒に平等に就活」は正しいのか? - 竹内研究室の日記

ただ、世の中は正論だから・正しいからといったことだけで動くことはない。時には正しくないことであったとしても行われている。それが新卒採用だというのは企業側も学生側もわかっている。もっといいマッチングシステムは海外にもあるし、真似をすればいい、それはわかっているのだ。

しかしそれが出来ないのには理由がある。その理由の一つが人事部だ。日本の人事部は会社の採用を担当としている。海外では事業責任者や現場責任者がそのまま採用の権限を持っていることが多いと言われる。なので現場が採用したいと思ったらそのまま採用できる。

日本はそれがない。例えばある事業部の営業部が採用をしたいと行っても、採用の権限が人事部にしか無いので、人事部にお伺いを立てないといけないわけだ。給与の支払などの権限も握っている事が多いので、現場だけではどうしようもない。

ちょうどここに新卒採用人数に関する2014年のランキングがあったから見て欲しい。

2014年卒企業新卒採用数ランキング - PukiWiki

三菱東京UFJ銀行三井住友銀行など1000人を超えるだけの人数を採用している。100位の花王でも170人とかなり人数は多い。これだけの採用をするのは当然人材としてそれだけ必要としているということだ。必要のない人材を採用するほど、企業はお人好しではない。

仮にあなたが人事部の採用担当だったとしよう。300人の採用をしなければ会社が継続するのが厳しくなる、300人は確保してほしいと言われた時にどうやって採用するだろうか?新卒採用以外の方法を選ぶだろうか?通年採用や中途採用でもいいかもしれないが、効率は良くないし確実に300人確保できるかどうかわからない。

となると新卒採用はすごく効率的なのだ。300人を採用するために、リクナビマイナビに広告を出すと一気にエントリーが集まる。それこそ1000人を超えるエントリーが集まる。中小企業でもそれだけ集まるし、大手ならなおさら何万人というエントリーが集まるのだ。

300人採用するためには分母は大きいほうが安心だ。もし採用使用としていた人が内定辞退しても、次点の補欠の人材に声をかければいい。人事部に所属していたとしたら、確実に新卒採用の方が採用予定数を充足しやすいし、担当者としても責任者としても安心というわけだ。

このように人事部が一括で採用するという状況が当たり前であれば、新卒採用は行われ続ける。もし新卒採用を無くしたいのであれば人事部から採用の権限を取り上げるしか無いだろう。そして各々の部署に採用権限を与えることが重要だ。そうすれば日本でも新卒採用はゼロにはならないがマイノリティになるだろう。

そうなる可能性は日本ではあるのだろうか。俺には今のところ、その未来は見えないが…

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