ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

独立起業するときに決めないと行けないこと

何度かここでも意識高い系の男性の話を書いてきたが、それに関連して起業独立の話が増田にあったのでちょっとその辺りを書いておこうと思う。

anond.hatelabo.jp

まずそもそもの問題として起業独立するときに決めることが一つある。それは2つの道のどちらを行くか?だ。一つはいわゆるITバブルの時のようなベンチャー企業だ。堀江さんや藤田さん、三木谷さんや最近だとリブセンスの村上さんのようなタイプだ。大きくお金を集めて大きく売上を上げるハイリスクハイリターンのタイプだ。

ただ、起業独立は別にそれだけに限らない。それがスモールビジネスであるとかいわゆる中小零細企業と言われるパターンだ。こちらはIT系で言えばホームページ制作、システム開発の常駐などから始まって、海外輸入製品の販売だとか中小企業診断士、弁護士、行政書士等もある。他にも私のようにSEO関係の下請けを受けるという方法もあるだろう。

まずこの2つを一緒にして語ってはいけない。上は食えない人が出て来やすいが、下はプライドさえ捨てれば食っていけることが多い。それこそ自分のできる範囲で事務や経理を安く受ける、ウェブサイトコーディングをクラウドソーシングでやすく受けるなどすれば、食えないことはない。しかしハイリスクハイリターンのベンチャーだとそれが出来ない分、どうしても食えない人が出てくる。

意識高い系と言われる人たちはまさにこのハイリスクハイリターンの方を目指しているわけだ。で、それがうまくいかない。なぜなら意識だけ高いからであって、能力も経験もキャリアも不足している。中には「とりあえず稼ぎたい」みたいな、大物になれるならなんだっていいという、やりたいことがないのに起業独立する人もいたりする。

こういう人たちは確かに増田の書いているように失敗する確率が非常に高い。それこそ99%位は失敗するだろう。しかしそこで食っていけないからやめておけとまでは私は言わない。あえて大企業にいるのに起業独立する必要性は少ないとは思うが、やりたいことがあるならやればいいし、そこは止めない。

しかし意識だけ高くてやりたいこともないけど、とりあえずお金持ちになりたいからという人は全力で止めたいし、やっぱり増田の言うように失敗する。ただし、そこから考え方を変えて下請けの仕事をするようになれば、食っていくくらいはなんとかなるようになる。それこそプライドを捨てて食っていくために働くわけだ。

ここの意識転換はたしかに難しいと思う。何らかのきっかけは必要だとは思うが、スモールビジネスに転換すれば食っていける。だからリスクが高いから全く食っていけなくなるぞ!というのはある意味間違っている。食っていくことは出来るのだ。しかしそうなると最初の大金持ちになるとか、そういう夢は捨てないといけないだろう。

私は基本的に食っていけない人に対しては食っていけるようになれと言っている。なぜか、それは大きなことがその人に出来ないと思っているからだ。大きく稼げるビジネスを生むことが出来るなら、そんなことは言わないしたぶんそもそも大阪なんかにいないだろう。東京か海外にいる確率が高い。

だからまず順番としては

  1. 起業独立したいという場合はやめといたほうがいいという
  2. 起業独立したけれども食っていけないというなら食っていくための仕事をしろという

というような順番でアドバイスをするのが良いのではないだろうか。決して食えないわけではないが、意識高い系の人がその意識を転換するのはたしかに難しいかもしれないなとは思う。