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ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

客に決断させる・決めさせる商売はうまくいかない

マクドナルドのネタになって申し訳ないが、今度は1000通りにもなるセットメニューを作ることが出来るという商売を始めるらしい。セットメニューを売り出すという点から見ても、できるだけ高い単価のものを売りたいというのが見て取れる。果たしてこの方法はうまくいくだろうか?

spotlight-media.jp

実際にうまくいくかどうかは神のみぞ知るではあるが、こういう方法は一般的にはあまり良くないとされている。色々な組み合わせができ、その組み合わせが豊富にあればあるほど、お客さんは迷うからだ。これはリンク先にも書かれている通りだが、迷うということはお客さんに決断をさせるということでもある。

吉野家がすごい流行っていた時代は牛丼くらいしかメニューがなかった。牛丼と牛鮭くらいしかなかったので、迷うようなことはなかった。迷えばとりあえず並を頼めばいい、というように多くの人がわかっていた。だから決断が楽だったのだ。というよりも、吉野家の提供しているものを客が決断したのではなく吉野家に決めさせられた、と考えてもいい。

これは日替わり定食や日替わり弁当だとわかりやすい。日替わりということは、毎日違うわけで、店に決められた定食や弁当が出てくるのだ。一見すると自分で選んでいないので、自由度がないから嫌われそうな気もするだろうが、一般的な定食屋や弁当屋では日替わりの人気は強い。これも決断を自分でしなくていいという点がお客さんから見ると楽なのだ。

たまにビジネスをしていると「あなたの好きな金額を払って下さい」というコンサルタントなどがいるが、これも良くない。これも金額をお客さんに決めさせているので、決断という仕事を丸投げしているのだ。ちゃんとコースや値段が決まっていて、その内容がシンプルであれば選ぶときの負担も少ない。「なん円でもいい」というのはお客さんからしたら「じゃあいくらなんだ!」と言いたくなるものだ。だからこそ見積もりというのがある。

一時期、ジョブズが同じ服装をしているのは決断疲れを避けるためだ、と説明されたことがある。決断をするということは今晩の献立を考えることにしても、服装を決めることにしても、疲れることで精神力を使うものだ。それをマクドナルドのようなメニューを選ばせるパターンではお客さんに強いている。値段を決め無いというのも同じでお客さんの負担を増しているのだ。

curazy.com

まぁ今後うまく行くかどうかは見てみないとわからないが、それでもこのマクドナルドの決断は、あまりいいものではないだろう。うまく行った時は素直に謝るしか無いが(笑)

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