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ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

給料の上限は業種・業界によって決まっている

あけましておめでとうございます。1月4日、まだ仕事始めじゃない人もいるみたいですがうちは電話はないにせよ、メールは結構来てます(笑)ま、個人で企業やってるわけですし、文句言わないですけどね。稼いで休み取れるようになれ!ってことですし(笑)

人件費に回せるお金には上限がある

さて、今回の表題は給料について。給料を上げろ!っていう声はネット上でもはてなブックマークでも多い。まぁそりゃ食い扶持を稼いでいる人の9割が会社や団体、公務員など雇われて働いているわけだから、そりゃ給料あげろって言う声が出やすいのは当たり前だ。

ただ、我々経営者が話をするとガラッとこういう声は変わる。まぁ給料を上げるにせよ、経営者が見ているのは「給与の上限キャップが決まっている」という点だ。給与をバンバン上げられるなら上げるが、すべての企業・団体において給料の上限は決まっている。

一言で言ってしまえば売上から経費を引いて、一定の利益を残す場合に、人件費というのが決まってくる。売上を100として経費が30かかってくる場合、利益を10残したいなら人件費は最大で60まで回ってくる。

ここで売上が80までしか上がらなければ、40までしか回らないし、経費以外にも仕入れに40かかるのであれば、売上が100としても人件費は20までしか回らない。結局人件費に使えるお金は決まっているわけだ。

介護・保育業界の給与が上がらない理由

給与が売上や経費・仕入れに大きく左右されるということを前提としてわかってもらえたとしたら、介護業界や保育業界の給与が上がらない理由というのがわかるだろう。

介護業界では経費や仕入れなどはほとんど変わらない。最初に大きく投資をしてしまうと、減価償却や融資返済が大変になるが、それらも無理をしなければ横並びだ。

介護業界の場合は利用者がどういうサービスを使うかで売上金額が決まってくる。デイサービスを使えばいくら、送迎サービスを使えばいくらというように決まっている。つまり売上が決まっていて、ここに付加価値をつけても高い売上を上げる事ができないのだ。

デイサービス利用料が1人1万円となると、どんなにそこでサービスをしても1万円であり、数を集めるしかない。数を集めればそれだけ人件費もかかるし様々な用具も用意しなければならないし、場所も大きさが必要になる。つまり売上が上がれば変動費も上がるという仕組みだ。

なので、結果的に介護業では給与が上がらないのだ。どんなに頑張ったところで売上が上がらないからだ。これは保育現場でも同じで、どんなに頑張って保育をしても売上が上がらないので、給与も上がらないというわけだ。

給与を上げたいなら転職するか仕組みを変えるか

このような給与が上がらない業界で働いている人が給与を上げたいなら、2つの道がある。一つが給与を上げるために転職をすることだ。コンサルタントファンドマネージャーのような給与が高い業界に行けば、給与があがる。まぁここまで極端でなくても、給与が上がりやすい業界に行くべきだ。

もう一つがフローレンスの駒崎さんがやっているように、仕組みを変更するチャレンジをすることだ。こちらはすごく時間もかかるし、大変だ。結果が出るかどうかもわからないから社会的な使命を感じていない人にはおすすめできない。

給与を上げろ!と言うのは簡単だが、その給与は別に適当に決められているわけではない。ちゃんと理由があって決められており、上がらないのも理由があるのだ。