読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

西野さんが盛り上がっているので、キングコングについてお笑いファンから語ってみる

いやー、今までは一部のお笑いファンから嫌われているだけの存在だったキングコング西野さんが、ネット住民をここまで怒らせることになるとは思いもしなかったなぁ。お笑いファン以外も西野さんに対していい感情を持たないのだということがわかった。

今回の絵本の中身は正直興味がないので、絵本についてやビジネス手法についてではなく、一お笑いファンからキングコング西野さんのことを書いてみたい

お笑い芸人=ジャニーズくらいのアイドル人気

まずお笑い芸人が関西ではどういう立ち位置なのか?ということを知っておいたほうがいいだろう。今はなくなりつつあるのだが、お笑い芸人と言うと10代の女の子からすれば、ジャニーズに並ぶくらいのアイドル的人気があった。特に二丁目劇場、baseよしもと当たりのときはすごかった。

例えばナインティナイン雨上がり決死隊などがいた「天然素材」、ロザンやランディーズがいた「ウエストサイド」など、アイドルグループを作ったりしていた。今やガヤ芸人、顔でかいからやでおなじみのFUJIWARAフジモンも、昔はアイドル的人気があったのだ、信じられないかも知れないが。

というように、関西ではお笑い芸人がアイドル的人気になる歴史があった。そこでキングコングも若い女子に大人気だったのだ。梶原さんのフォルムと西野さんのツッコミで「ナインティナインの再来」とまで言われたくらいだった。

アイドル的人気が笑いの判断を歪める

ただこのアイドル的人気のおかげで、正しく笑いを判断されないことがあった。つまりネタとしてはいまいちだったのに、アイドル的人気があるため若いファンにネタの良し悪しではない部分で支持されるということだ。

それがオールザッツ漫才であったのだ、これは私はずっと覚えているだろう。その時はキングコングダイノジの対決で、キングコングが先行だった。ネタとしては何処かで聞いたことがあるものだったと思う。笑いの量はそこまでではなかった。後攻に出てきたダイノジは大阪の観客にはほとんど知られていなかったのだが、ネタの奇抜さ・面白さで笑いがドカッと起こったのだ。

笑いの量、ネタの質では明らかにその時ダイノジの方が上だった。しかし結果はと言うと僅差でキングコングが勝利したのだ。次の2回戦では敗退したので、アイドル的人気から目が覚めた観客も多かったのかもしれない。

つまりキングコングの漫才というのは中身が面白くないとは言わないが、アイドル的人気に支えられていた、ということは間違いないだろう

他流試合には出ないというスタンス

もう一つ、西野さんがよくお笑いで指摘されていたのは「自分たちの単独ライブしかしないのはどうか?」というものだ。単独ライブをするのはいいことなのだが、単独ライブしかせず他のライブには出ないことで「それはどうなの?」と言われていた。

キングコング側の言い分もあるのだろうが、よく芸人が言ってたのは「自分たちのファンばっかり呼んでネタをすれば、笑いのハードルは下がるから簡単に笑ってもらえる。他のライブならそうではない。だから他のライブに出て道場破りすることで、笑いのレベルが上がる」というものだ。

つまりキングコングは自分たちのことを笑ってくれる、ホームでうちわの笑いしかしないのはどうなの?と言われていたわけだ。実際、これはM-1でまったく成果が出なかった点やはねるのトびらが終わってから、キングコングがあまり呼ばれていない点からも、他流試合をせずにいたのが響いてきているといえるかもしれない。

お笑い芸人が二足のわらじを持つときに注意したいこと

西野さんはお笑い芸人でありながら、絵本作家というクリエイターでもある。終わり芸人と他の活動を行っている人は少なくない。例えばたけしさんはお笑いと映画監督、ダウンタウンの松本さんも映画監督をしている。ダウンタウンの浜田さんは俳優、ロンブー敦さんはバンド活動などもしている。

なのでお笑い芸人が二足のわらじを履いて活動することは特に珍しいわけではないし、禁止されているわけでもない。ファンから「お笑いに集中しろ!」と批判されるばかりでもない。しかし西野さんは批判される(笑)

おそらくそれは自分の活動以外を下に見るからだろう。たけしさんにしても松本さんにしても、他の活動をしているときに自分の創作活動こそ一番であり、それ以外はダメなんて言うことはない。しかし西野さんは言葉の端々に他の絵本作家やクリエイターの人、その他お笑い芸人に対してまで下に見る発言をすることがある。

こういう部分は腹が立つという人が多くてもおかしくはない。なので、キングコング西野さんの二足のわらじは悪いことじゃないのだが、ちょっと言葉に気をつけたほうがいいじゃないかなぁとは思う。

一お笑いファンとしての希望

このようにお笑いという点から西野さんを語っても、以外にキングコングは周りに敵を作ってきたのだ。もちろんそれと対照的にコアなファンも獲得してきた。

一お笑いファンとしてはやはりナインティナインの再来だと思ったわけだし、ナインティナインのあとを継ぐような芸人さんになってくれたらなぁと、少しは思っていた。まぁそれも今後は難しそうで、少し残念です。