ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

西成が安い?もっと安くて美味しく食べられる大阪グルメ

大阪の西成を特集した記事がダイヤモンドに週一くらいのペースで上がっている。西成をかなり極端に捉えて表現しているとしか思えないのだが、今回はマイナスではなくプラスの面を特集していた。西成のグルメが安い、という話だ。

diamond.jp

西成は激安B級グルメがたくさんある、ということだがまぁ間違いではないだろう。ただ、残念ながら片手落ちだ。記事に出てくる西成の店が安いのは間違いないが、それは大阪には他の地域にも存在するからだ。

というわけで記事に出てくる西成の良いところを上回る、大阪の他地域にある店をご紹介しよう。

居酒屋1969・マキシ亭のチキン南蛮

一つ目は記事に出て来るチキン南蛮だ。550円でボリューム満点ということだったが、写真がないのでどのくらいのボリュームかはわからない。550円のチキン南蛮は塚田農場の680円に比べれば安い。しかし大阪にはさらに安い店もある。居酒屋1969のチキン南蛮はランチで食べると380円と400円以下だ。

『チキン南蛮定食&カツ丼』by hey!hachiro : 居酒屋 1969 - 北新地/居酒屋 [食べログ]

この店、結構大阪人には有名で大家族が運営している。確か8人くらい子供がいて、その家族でお店を切り盛りしてるんじゃなかったかな?お昼は安いのだ。

もう一つはさほど安い、という印象のないお店ではあるがマキシ亭というお店がある。大阪駅前第二ビルにある店だが、ここではチキン南蛮が380円だ。夜にここまで安いお店はさすがの大阪でも少ない。

www.hankyu.co.jp

ちなみに大阪駅前ビルというのは第一~第四まである30年以上前に建てられたビルで、多くの飲食店が立ち並ぶ。北新地や東梅田・西梅田からすぐという立地の良さで、梅田で安くごはんを食べられるありがたい場所である。

大ビンビール330円の七津屋・銀座屋

次はビールだ。大ビンのビールが380円で安いということだったが、たしかにこれはチェーン店では考えられない値段だろう。だいたい550円くらいするのではなかろうか?380円は大阪でも安い方だが、さらに安いお店もある。

一つが七津屋だ。おそらくここは大阪だと最安で大ビンのビールを飲める。通常350円なのだが、金曜・土曜は更に安くて330円で飲める。西成よりも50円も安い。金・土曜であれば、生中240円・ハイボール190円とこれまた安く飲めるのだ。センベロも余裕でできる。

関西女のプチ日記:「七津屋 大阪駅前第4ビル店」@大阪梅田 - livedoor Blog(ブログ)

もう一つが銀座屋だ。このお店は天満と大阪駅前第一ビルにある。ここでは大ビン330円で飲めて安いわけだが、安いだけでなくサッポロラガー赤星というレアな瓶ビールが飲めるのだ。なので、多くの人は黒ラベルではなく赤星を飲んでいる。

www.1000bero.net

ちなみにココで紹介した2店舗は立ち飲み屋だ。座り飲みで380円となると、西成の店はだいぶ安い方であることは間違いないだろう。

3000円あれば寿司と酒が楽しめるのが大阪

天王寺や難波で寿司をツマミながら呑むとなると5000円ではちょっとキツいんとちゃいます?でも、西成やったら1人5000円あれば美味い寿司に酒もそこそこ呑める。財布に優しいと思うからついつい足を運んでしまうですわ」

というように本文で書かれているが、これは明らかに大阪の値段を知らない人の書き方だ。5000円なんて高すぎる。東京だったらこれが当たり前なのかもしれないが、大阪だと3000円で飲み食いできる寿司屋は山ほどある。まぁなんばを難波と漢字で書いちゃっているところからも、東京の方なんだろうなと思う。

なんとそれらのお店を食べログがまとめてくれているので参考にしてほしい。1番有名なのは春駒寿司だろう。大人気でいつでも並んでいる店だ。その他のお店も3000円か4000円で十分楽しめる寿司屋だ。

食い倒れ大阪!!「安い」「旨い」「面白い」3拍子揃った大阪の大衆寿司店6選

たぬき食堂の激安カレーは220円!?

次にどての煮込みが入ったカレーが600円というのがあったのだが、どてカリー成るものは大阪でも珍しく、他のお店が思いつかない。というわけで安いカレー屋さんとしてたぬき食堂の激安カレーがある。その値段は220円とのこと。ちなみに私は食べたことない。

osumituki.com

最近の大阪はスパイスカレーブームなので、800円~1200円くらいのカレーがメインに成りつつあり、安いほうが珍しくなっているかもしれない。

西成の弁当・ホルモン・すき焼きは本当に安い

労働者の街である西成には「弁当屋」が数多く存在する。家庭的な弁当を提供する店が多く、全国チェーン店よりも割安、200円程度の価格帯で「幕の内弁当」を出している。

この弁当についてはまず西成を下回るようなものは大阪市内にはないだろう。唯一、スーパー玉出で売られている惣菜・お弁当の値段が近いが、さすがに200円というのはどこも提供が難しいようだ。売り切りの時に値下げしてるものであれば、まぁ対抗できるという感じだ。

スーパー玉出 弁当 - Google 検索

その他にも一串70円でホルモン串が食べられるお店、600円ですき焼きが食べられるお店などはなかなか大阪市内といえどもお見かけしないので、かなり安いと言えるだろう。

大阪はチェーン店が高く、個人店が安い

このダイヤモンドの連載は結構目を通しているが、西成ばかりを見ているためか、アラが見えることがよくある。西成ばかりにホームレスがいるかのように書かれていたが、梅田にもいるしなんばにもいる。もちろん東京にだってたくさんいるのだから、何も西成が特別ではない。

それは今回の西成グルメでも同じだ。西成のグルメが安いのはそのとおりだが、他の地域よりも最も安いというわけではない。立ち飲みや定食などで言えば、梅田やなんばにも安い店はあるのだ。

おそらくこういう勘違いをしてしまうのは東京の感覚で大阪を見てしまうからだろう。

東京:チェーン店が安く、個人店は高い
大阪:チェーン店が高く、個人店は安い

東京では上記のように個人店よりもチェーン店のほうが安い場合が多い。日高屋で飲んだほうが新橋の個人店よりも安いことは多いし、お昼のランチなんて個人店は1000円位するが、チェーン店なんて600円程度で食べられる。

それが大阪では真逆なのだ。チェーン店が600円くらいなら、500円で個人店は勝負してくるのだ。もしくは値段が同じだがサービスやボリューム、トッピングなどで勝負したりする。

この辺の商習慣の違いというのは東京基準で考えると、大阪を誤解してしまうのだろう。まぁ西成以外の大阪もぜひ取材してほしいなと思う。じゃないと、大阪が変に理解されてしまうので切に願うところである。