ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

ミスマッチエントリーを減らす方向に採用活動は動くべき

diamond.jp

今の就職活動は私が学生の頃からさほど変わっていない。そして新人も3年で辞める人が3割という傾向も変わっていない。おそらくこの傾向は今の新卒採用が変わらない限りは同じなのだろう。

しかしこのエントリにあるように、そろそろ企業も効率を求めたほうがいいかもしれない。つまり多くの人にエントリーをしてもらって、そこから選ぶという労力よりも、より自社に入社して欲しい人だけにエントリーしてもらって選ぶ、という方法に。

マッチング率向上といえばライフネット生命

もちろん中小企業にはなかなか難しいことかと思う。そもそも選べるくらいの学生が来ないのだから。だから学生が1000人も2000人もくる場合は効率化が必要ということだ。

そしてこのマッチング率を高めるという方法で、すごく参考になるのがライフネット生命だ。ライフネット生命の採用方法は一部では有名で、かなりしっかりした論述レポートを書かせるのだ。レポートが書けないほどの入社意欲であれば必要ない、ということだ。

そしてレポートという課題を課すことで、多くの人がそもそもエントリーしなくなる。だから新卒を30歳までと枠を増やしてちょうどよいのだろう。エントリー数は少ないけれども、マッチングの精度は高い方法ではなかろうか。

枯れ木も山の賑わいエントリーはいらない

そもそもなのだが、1000も2000も集めたとして、そこから採用する人は100や200位のものだろう。ということは9割以上のエントリーが落選ということになる。さてこの9割の落選エントリーだが、本当に欲しいと思える人材のエントリーはどのくらいの割合だろうか?

おそらく1割程度ではなかろうか?つまり8割程度は大量エントリーがあっても、別に企業として採用したいとも思わない、つまりまったくミスマッチなエントリーではないのだろうか?ミスマッチエントリーの割合が多ければ多いほど、企業にとっても無駄だし就活をしている学生にとっても無駄でしかない。

だから今後はマッチング率を上げることを考えるべきだろう。つまりどのような人材を求めているかを明確にし、かつどのような人材になれるかを明確にすることだ。そうすればマッチングが一気に進むだろう。

マッチングしないと思って自ら引いた学生の話

就職エントリーとは少し違うが、私はある大学で学生が主催する就職イベントに出席したことがある。現役で働いている人たちが数人集まり、一人を学生数人~十数人で囲んで話を聞くというものだ。

ここで私は商社にいたので商社の現状を話した。もちろん私がいた会社での話だが、ということだが、

  1. 女性は出世できない、役員に女性はいない
  2. 残業はある。特に東京は飲み会後に帰って仕事をするくらい
  3. 接待でクラブを回って帰ってきたら2時過ぎてて、次の日辛かったことも
  4. 接待ゴルフなんかもあって、土曜日が潰れることもある

というようにだ。

かなり本音で話したし、こういうのをOK・楽しいと思える人でなければ商社は厳しいと思っている。なのでこうやって本音で話していると一気に学生が引いていった。3回社会人に聞くチャンスがあるのに、最後には3人くらいしか私のところには来なかった(笑)

ただこれは人数が多ければいいわけではなくて、最後に来た3人はかなり商社にマッチした人材だとも言える。逆に言えば引いていった学生は無駄なエントリーを商社にしなくて良かったのではないか?とも言えるのだ。

このように人数が多くなくてもいいので、ちゃんとマッチングの可能性が高い学生を企業は呼ぶべきだし、学生もマッチングの可能性が高い企業にエントリーをするべきだろう。まぁ新卒で就職しないとダメ、という状況だと難しいのかもしれないが…