ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

解雇された企業に戻って幸せなの?私なら絶対に嫌だけど

こないだアゴラに解雇規制緩和のチャンスは有効求人倍率が1倍に近い今しかない、というように書いた。

agora-web.jp

そうしたらなんとココで取り上げているIBMの社員が職場に戻ってきた、というニュースがあったようだ。

と、城さんが紹介してくれていたのだが、これってめでたいことなんだろうかね?解雇撤回されて帰ってきて、この人に居場所あんの?という感じだ。

会社にとっても他の社員にとっても不幸

この人の勤務実績についてはアゴラの方の記事を見てもらえればわかるのだが、Tシャツ・ジーンズ・スリッパで来る人なのか、それとも新入社員の研修試験で2度も40歳をこえて落ちている人なのか、それとも遅刻欠勤を度々行って、その連絡を昼過ぎにする人なのかはわからない。

こういった人たちがIBMに戻ってきて、一体何をするというのだろうか?現場の真面目に働いている社員たちからしたら、仕事の邪魔でしかないだろう。会社もろくに仕事を与えることなんてしないはずだ。レベルの高い仕事や基幹業務に携わらせる訳にはいかないだろう。

会社からすればまったく会社の利益にならない人材をお金を払って囲っておかないといけないので、経済的にデメリットが大きい。現場の社員や管理職からしても、こういう人と一緒に働きたいと思うか?というと、疑問だ。

リストラで出向させることも許されない

ちなみに使えないからと言って、子会社に出向させるようなことも日本では許されていない。アゴラでもおなじみの宮寺さんに教えてもらったのだが、その昔リコーが自主退職を迫っていた社員が応じないので、子会社に出向扠せたらしいのだが、それは無効だという判決が出ているようだ。

best-license.seesaa.net

つまり日本では能力が低い・高いとか、勤務態度が良い・悪いとか、そういうことでクビにしたり、出向させたりすることは許されないということになる。これで日本が世界でチャレンジし、競争していこうとしているのだから、どうやって競争に勝つのか疑問である。

金銭解雇が認められないのであれば、こういうことがずっと続く。体力のある企業に入ってしまえばあとは適当に仕事をしていても辞めさせられないし、子会社への出向もさせられない。これではフリーライダーを生まないのは難しいし、新入社員も大企業志向になるのも当然だ

私なら自分自身が許せない

私は今、自営業で仕事をしているということもあって、こういう大企業でリストラ候補であるとか希望退職を募るのであれば、率先して応募するだろう。退職金を上乗せしてもらえるんだからラッキーだ。その資金を元に独立するか、さらに他の会社で働くだろう。例えそれが40代50代であってもだ。

おそらくそういう独立や転職ということが怖い、やっていけないという気持ちがリストラを拒否する人たちにはあるのだろう。もちろん独立・転職が成功するとは限らないから、大企業にぶら下がりたいという気持ちもわかる。

しかし企業や他の社員にぶら下がって、自らの幸福を追求するということは許されるのだろうか?社会的に許されるかどうかは個々人の判断に任せるが、少なくとも私自身は他の社員にぶら下がって企業に迷惑をかけてまで、自分の利益を追求することを自分自身が許さないだろう。

真面目な社員が報われるべき

私はリベラルな方だし、労働者の権利を守ろうとするタイプだと個人的に思うが、だからといってどの労働者の権利も守られるべきだとは思っていない(なんせ私はえこひいきするタイプだから)。

1番に守られるべきなのはマジメに働いている社員だ。真面目に働いている社員、一生懸命働いている社員は守られるべきだ。もちろん能力の高い・低いもあるから、報酬で報われるべきだとは思わないが、職と一定水準の給与は守ってあげるべきだろう。

しかし労働者でもフリーライダーの人もいる。大企業で何もしない人、真面目に働かない人、一生懸命働いている人の足を引っ張ろうとする人など、そういう人の権利は積極的に守らなくてもいいと思っている。一生懸命・真面目な人と不真面目な社員を同一に扱うことは私にはできない。

今回の解雇で戻ってきた社員の人は個人では幸福なのかもしれない。しかし他の真面目に一生懸命働いている社員はどうなのか?私はマジメな人達の方を向いて、その人達のために動きたい。