ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

男性正社員だけが負け組を表す正社員・非正規社員の平均給与推移グラフ

平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省と言うものが厚生労働省から出ている。個人的に気になって調べたけれども、あまりグラフや表が見つからなかったのが「雇用ごとの給与推移」について。正社員・非正規社員でどのくらい給与が変わってるんだろう?と思って調べてグラフ化してみた。

f:id:outroad:20170605081713j:plain

正社員はほぼ横ばい、非正規社員は給与アップ

こんな感じになっているんだけど、平成17年を基準として平成28年にどのくらい平均給与が上がっているのかを示している。

このグラフを見るとまず分かるのが正社員よりも非正規社員のほうが給与が上がっていること。最近東京を中心として、アルバイトの時給がぐんぐん上がっているという調査があることからも、これは間違いない(仕事の調査・データ | リクルートホールディングス - Recruit Holdings)。

で、正社員はっていうと101%程度にしかなっていない。つまり、ここ10年ほどで1%程度しか給与が上がっていないのだ。年収300万円だと3万円程度の給与アップにしか10年でなっていない。

正社員でも女性の給与は大幅アップ

正社員が非正規社員よりも給与が上がっていないわけだが、正社員の中でも実は格差がある。男女で見てみると、実は男性はほとんどあがっていないが女性は大きく上がっているのだ。グラフで見ると、110%弱ほど女性正社員は給与がアップしているのだが、男性正社員は1%未満しか上がっていないのだ。

正社員の給与は101%程度にしか上がっていないと言っているが、このアップに寄与しているのはほとんどが女性の正社員と言えるだろう。男性はほとんど上がってきていないのだから。

ちなみに非正規で見ても、女性の方が大きく上がっている。元々女性の給与が低かったということもあるかもしれないが、それでも男性非正規社員が約106%に、女性非正規社員が約112%と女性の方が大きいのだ。

男性正社員は今後も給与は上がらない

このグラフから考えられることの一つとして、男性正社員は今後もおそらく給与は上がっていかないだろうということだ。ここ10年ほどでまったく給与が上がっていないのだから、まぁ今後も上がる可能性は低い。大きく経済状況が好転すれば別だろうけれども。

逆に非正規社員と女性は今後も給与がぐんぐん上がっていく可能性は高い。そもそも女性は男性に比べて給与が低いので、男性の給与に近づいていくことが予想される。加えて非正規社員は人手不足のために時給を上げて募集が続くだろう。

結果として男性正社員だけが負け組になっている

ただ注意してもらいたいのはこれは平均であって、個人個人でみれば給与が大きく上がった人もいれば、大きく下がった人もいるし、変わらない人もいる。全体で見れば男性正社員の給与は上がらないが、個人の給与を上げることは可能だ。

例えば転職をするというのもいいし、副業をするでもいい。独立起業をしてもいいだろう。可能性としてはいくらでも個人の給与を上げる事はできる。全体として男性正社員は今後も給与が大幅に上がらないことが考えられるのだから、個人として良い方向に動くように行動することが良いのではないかと思う。