ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

ビジネスリスクを取る人へのリスペクトが日本には必要

先日、関東からお客さんが来られた。大阪といえば俺を思い出してくれたようで、関西に来る際に寄ってくれたようだ。そこで串かつを食べつつ、色々話をしたがやはりなんだかんだ我々は境遇や考え方が近いようで、話がよく合う部分が多かった。

その方も私も小規模事業者なのだが、新規で様々なことをやろうと考えている。例えば「地域を活性化するためにウェブの力を使って~」であるとか「ブランディングマーケティングを中小企業に根付かせるために~」など、プロジェクトを色々考えているのだ。

そこで出た一つの共通点・経験としてあるのが「新規ビジネスに挑戦する人、ビジネスリスクを取る人へのリスペクトがない」という話に意気投合した。

面と向かって上から目線・バカにしてくる人が多い

新規ビジネスというのは初めて行うことでもあるから、成果と言うのは未知数だ。まだなにもスタートしていない状態なので、色々と言いたくなるのもよくわかる。「販売戦略はこのようにしたら~」「商品はこうしておいたほうが~」など、様々な指摘を受けることは当たり前だ。

それ自体はまったく悪くないし、当たり前のことだと思っている。ただ、新規ビジネスを行う我々にとって、上から目線でバカにしてくる人や、最初から新規ビジネスにチャレンジをバカにしてくる場合が多々あるのだ。

例えば話で出たこととして、自治体が行っている起業支援でビジネスプランの相談をコンサルタントにできると言うサービスを受けた際、

「ふーん、1000万円の売上か。ちなみに私がメーカーにいたときは3億の売上を上げる新規プロジェクトに携わってたけどね。1000万くらいなら簡単でしょ。」

というようなことを言われたりするのだ。たいていこういうコンサルタントは大企業で部長などまで出世した人で、退職してからコンサルタントをしていたりするのだ。だからいちいち自分が大企業に勤めていたことを自慢してきたり、大企業のビジネスと中小企業のビジネスを同列に扱ったりする。

しかも大企業での成功体験は出資もリスクも取るわけではないので、全て自分のリスクで行う中小零細企業のビジネスと一緒に語ることなんてできるわけがないのだ。自治体のコンサルタントはなにもリスクを負わないし、アドバイスはしたとしても責任は負わない。だから非常に高圧的な事を言ってくることも多いのだ。

リスクを取る経営者をリスペクトしない風潮

私の場合は自治体のコンサルタントではないが、同じ経営者仲間からバカにされることがあった。新規ビジネスがどうとか、別にそれに対して言及することはなにも問題はない。しかし私は他の方々のビジネスに対してなんだかんだ、面と向かって言ったことは一度もない。

借金しすぎだとか、営業が足りないだとか、経営者同士の集まりにもっと顔を出せだとか、そんなことを直接言ったことは一度もない。しかし新規ビジネスにチャレンジしているとなると、不思議とそういうことを平気で面と向かって言ってくる。

新規ビジネスなんてやるんじゃない、もっと本気でやれ、借金して自分を追い込めなどなど、色々なことを言われた。なぜそんなリスクを取ってビジネスを行う人間に対して、こんなにリスペクトがないのだろうか?

しかも多くの中小零細企業というのは大企業の下請け、もしくはどこか大きな企業からの定期的な受注を受けて、仕事をしている。私はそういう仕事をしたいとは思わないが、そういう仕事をするのはよくないとか、なんでそんな誰でもできることをやっているの?なんて面と向かって言ったことなんてない。

それはどんな仕事であれ、一生懸命生活するために仕事をしていることにリスペクトを持っているからだ。一定の敬意を払っているからこそ、バカになんてしない。

リスクを取る人をバカにする社会に未来はあるか?

正直、もう慣れたとは言えこのようにリスクを取って新しいことをしていこうとする人に対し、リスペクト・敬意に欠ける対応をとる社会に未来というのはあるのだろうか?単に同じ事業主として対等に接すればいいだけなのに、あえて上から目線だったりバカにしたりする人が多い日本に未来はあるのだろうか。

まぁこういう人たちほど、一つ大きな成功をした場合に手のひらをくるっと返して擦り寄ってきたりするのだから。まったく、経営者と言うのは金を持っている人は多いかもしれないが、人格的に優れている・尊敬できるという人はそこまで多くないのかもしれないな。