ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

Webデザインって何を根拠に「こっちの方がいい!」って言ってるの?

ウェブサイト制作はうちもちょこちょこやってるのだが、まぁ一般的な制作レベルであって、別に高いレベルにあると自分では思っていない。もちろん高いレベルのものを作って欲しいというのであれば、それなりの予算を貰えればトップレベルの人員を並べて作ることもできる。もちろん、俺の分かる範囲でのトップレベルだけど(笑)

それで下記のようなブログが上がっていて、ふんふんと思いつつ読んでいた。信頼感や安心感というキーワードでとりあえず緑や青を使う、というような安易な答えを求めるのはデザイナーとしてダメっていう内容だ。

toksato.hatenablog.com

なるほど、その通りだと思う。ちゃんと考えた上での結論か、とりあえず信頼・安心感といえば緑・青だろうと安直に考えての提案か、雲泥の差があると思う。しかしここで疑問なのがデザイナーと言うのはどうやって「コチラの方がいい」と言うのだろうか?

数字などの根拠に基づいて、いいと言ってるの?

私は仕事柄、数字をよく扱うことがあるので、数字を根拠に「これがいい」「あっちの方がいい」ということはよくある。そして実際に運用してみたところ、仮説と違うことも度々ある。「こっちのほうが実際の数字はいいんだな」と言う仮説を覆す事が起これば、そちらに乗り換える。そしてこういったことは多々ある。

なので私はまずはテストマーケティングを行い、方向性を決める。その後効果的なキーワードや広告に注力していくという方法をメインにとっている。結果の数字を見て、一番効果のあるものを選んでいるわけだ。まぁ最近ではこういったものをAIでやってくれるアドネットワークもある(Crimtan | クリムタン データドリブンマーケティング |)。

さて、マーケター・コンサルタントである私にとっては数字という根拠があるのだが、ウェブデザイナーは一体どういったものを根拠に「こっちのサイトの方がいい」とか「あっちのサイトの方がいい」と言っているのだろうか?

野生の勘か?それともセンスか?流行りなのか?もしくはしっかりとみんなテストマーケティングを行った上でウェブサイトを作っているのだろうか。

実際の現場ではそんな何種類ものサイトを作って、テストマーケティングを行うなんて言うことはできないだろう。一つのサイトを仮説に基づいて制作し、その後納品して終わりと言ったところではなかろうか。アナリティクスなどを使ってうまく運用できているか?を監視し、再度提案するという製作会社はそんなに多くないのではなかろうか。

そもそもクライアント企業がそんなお金を出せるところばかりではないだろう。なので結局は仮説に基づいて制作したウェブサイトを納品して終わり、これが一番多いのではなかろうか。であれば、その検証されないままの仮説はどういった根拠に基づいて作られているのだろうか?

ウェブデザイナーにどこまで求めるか

こういうことは弊社のウェブサイト制作でもよくあることなのだが、弊社としてはいち早く制作してしまうことを推奨している。そしてその後にアクセス解析などを通して、さらに修正を加えていくというパターンが最も効率的だと思うので、そちらを提案する。もちろんコストがかかるので、なかなか難しいのだが。

で、こういった仮説検証を繰り返して修正をしていくことをウェブデザイナーに求めるのは酷だと思う。ウェブディレクターでも厳しいと思う。コンサルタントやマーケターがやっていくことだと思うのだ。

だからウェブデザイナーが一番無難な安心・信頼の青や緑を選んで制作することは何も間違ったことではないと思う。上記で紹介したブログではクライアントに自分ならこのように説明する、ということを書いている。至極まっとうな内容ではあるが、じゃあその仮設は100%正しいのか?そんなことは絶対にない。

ではその仮設が間違っていた時、無償でデザイン修正するのか?というとそんなウェブサイト制作会社は聞いたことが無い。であれば、やはりウェブサイトデザインをするデザイナー・ディレクターに対し、あまり多くを求めるのは間違っていると思う。彼らは最も確率が高い根拠のある仮説に基づいて制作をするまでがメインの仕事だ。

そして本当に良い成果を出す、問い合わせを増やす・売上を上げると言ったことをウェブサイトから行うのは、ウェブデザイナーでもウェブディレクターでもない。やはりコンサルタントでありマーケターの仕事だと思うのだ。もちろん兼用するデザイナーがいてもいいのだが、それを全デザイナーに当たり前に備えてもらうのはなかなか難しいだろう。

【追記】

お返事いただきましたので、こちらも続きのエントリーをあげました。

 

t-matsumoto.hatenablog.com