ナイスミドルになりたい

松本孝行が思っていること、考えたことなどを書きます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

アメリカのポリコレを輸入すれば日本は人権先進国になれるのか?

agora-web.jp

まさか池田信夫さんまで参戦するとは思わなかった(笑)なんせバラエティーで起こったことだし、テレビに興味はないだろうと思っていたので、少し意外だった。

ただ、池田さんが書かれているアゴラの記事を読んでいただければわかるが、これは黒人差別の問題というよりもポリコレの問題であるということが浮き彫りになってきている。つまり「アメリカのポリコレを日本に輸入することは是か非か」という問題だ。

ポリティカル・コレクトネスを輸入するとどうなる?

アゴラの記事で池田さんはこうおっしゃっている。

ポリコレのタブーは、日本でもアメリカでも不毛な対立をあおるだけで、問題の解決にはならない。その行き過ぎが、アメリカでトランプ大統領の登場した原因だった。今度はそのタブーを演出にまで広げようというのだから、萎縮効果は大きい。

この意見に私も賛成だ。仮に日本にアメリカのポリコレを輸入したところで、何らかの問題解決になるだろうか?と思う。少なくとも今回の件はアメリカ的ポリティカル・コレクトネスを一人の黒人の方が持ち込んだことによって発生した。それがネットに乗って、日本人同士の争いにまで発展している。

結局、池田さんが言うように不毛な対立を煽ってしまい、さらに新しい問題を日本に発生させただけで、何も社会的に有用で前向きな結果を産んでいない。日本国民にとっていい結果になっていない。黒人にとっても良い効果が生まれているとも考えにくい。

この件だけに限らず、アメリカのポリコレを輸入すると、まず「メリー・クリスマス」は言えなくなる。メリークリスマスと言うと、クリスチャン以外の宗教への配慮が足りないということになり、ハッピーホリデーと言わないといけなくなるのだ。ハッピーホリデーという言葉に変わったとして、どれだけ日本がよくなるのだろうか?

dic.nicovideo.jp

アメリカの常識は世界の常識ではない

この問題で多くの人が「世界は~」と言っているが、実際に世界では黒塗りをすることイコール差別であると捉えていない、というのは前回の記事で説明したとおりだ。

t-matsumoto.hatenablog.com

じゃあだれが差別だと言っているのか?といえば、それはアメリカだ。アメリカの常識として黒塗りイコール差別なのだ。下記の記事でも「世界は~」と言っている話があるが、世界として語っているのはすべてアメリカの都市での話だ。アメリカ=世界全体ではない。

 今回の事案は無理やり問題化させられたと言ったほうが表現として正しいかも知れない。アメリカのポリコレを日本に持ってきても、池田さんの言うように、争いを増やすことにしかならないだろう。そして日本人はまだまだ世界イコールアメリカという考え方が強すぎる。

アメリカのポリコレを輸入しても人権先進国になんてなれない。あるのは不毛な対立によって国民が疲弊し、トランプ大統領のようなリーダーが生まれる未来だけだ。