ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

レイトタックルが3回続けて起こるのは指示がなければありえない

アメフトが今、危機的状況に陥っている。日本アメフトが盛り上がるかそれともマイナー競技として十数年続くのか、その分かれ道に来ている。いわゆる日大が関学のQBにレイトタックルを行った問題だ。なんとこのタックルについて、監督は指示をしていないという。

監督・コーチが指示をしていないとなると、選手個人が自分自身で行ったことになるが、明らかにこの説明は論理的に矛盾しているのだ。

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勝つことが目標なら論理矛盾する説明

なぜ「反則行為を指示したこと無い」という説明が論理矛盾しているのか?というと、日大も関学も、試合に勝つために全力を尽くしているわけだ。全力で試合を行っていて、1人のプレーヤーが勝手に自分の判断で反則をした。そして15ヤード罰退のペナルティをとられた。

アメフトは極端に言えば10ヤードずつ進んでいく競技だ。4回の攻撃で10ヤード以上進むことができれば、また攻撃をすることができる。それを何度も繰り返し、タッチダウンもしくはキックでゴールを狙う。それで点数を重ねていくわけだ。4回攻撃して10ヤード進めないことなんてよくあるのだが、10ヤード進ませなければ攻撃権が交代する。

つまりこの10ヤードというのはアメフトでは大変大きいのだ。相手チームを有利にするわけだから、このような反則を繰り返していたら勝てるわけない。大学アメフトではペナルティにおける罰退は15ヤードが最大だ。つまりそれだけ自軍が不利になることを行ったのだ。それも3回も。

もし試合に勝つことが目的なら15ヤード罰退などしていたら勝てないのだから、ヘッドコーチやディフェンスコーチからは厳しい叱責を受ける。他の選手と交代させることだってあり得る。しかし日大チームはそれをしなかった。そしてその行為を3回も見逃したのだ。

  1. 監督・コーチが指示をしていない
  2. プレイヤーが勝手に判断して行い
  3. ペナルティが3回も続いた
  4. そしてそれを黙認した

本当に勝利を目指しているのであれば、こんなこと論理的にありえないとわかるだろう。

QBに怪我させることが目的なら論理的

ただそれでも「勝つために我々は努力してきた」と日大が言うのであれば、一つだけ論理的な説明が成り立つ部分がある。それが「QBに怪我をさせること」という目的のために、何度もレイトタックルをして黙認したという考え方だ。

QBはアメフトの要であり、QB次第で大きくチームの強さが変わる。NFLではブレイディという最強のQBがいたことでペイトリオッツはすごく強かった。もしブレイディでなければ、ペイトリオッツはさほど目立つチームにはならなかったと思う。そのくらい重要なポジションなのだ。

なのでスタメンのQBを怪我させることで、控えのQBを出させる。そうすればチーム力が大きく落ちるので、15ヤード罰退だとかラインバッカー1人退場でも、十分お釣りが来ると考えていたのではないか?ということだ。これなら論理的な辻褄が合うのだ。

結局いろいろとスポーツ新聞から漏れ聞こえる話では、全く納得の行く説明ではない。論理的矛盾が発生するのだ。

このままでは、日大とはどのチームも試合をしてくれないだろう。日大アメフト選手がかわいそうである。監督・コーチなど責任者はこの状況を早急に改善すべき義務がある。