ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

教育関係者が第一に考えるのは児童・生徒・学生のことでしょうが

この春からひょんなことで大阪市の短大で授業をさせていただいている。週に1回、2クラスだけではあるけれども、70人くらいの学生に対して情報処理に関するスキルの授業を教えている。ワード・エクセル・パワーポイントや簡単な動画作成・画像加工などについてだ。

若い子たちは未来がある。20歳前後の子供達のために、なんとかしていい人生・生活をしてもらいたいという願いから、自分のできるスキルを教えるようにしている。

しかし残念ながら今回日大のアメフト問題が起こってしまい、私は大変残念に思っている。この事件はすべての教育に関係する大人たちが学生・生徒・児童から不審に思われかねないほどの事件なのだ。

守ってくれない大人を誰が信用する?

内田前監督は日大アメフト部の監督であり、さらに常任理事と言う大学の中枢にいる人物だ。つまりアメフトだけではなく教育に関係することなのだ。教育の中枢にいる人が20歳の若者を突き放す、守らないという態度を示したら、多くの20代前後の学生や生徒はどう思うだろうか?

おそらく私だった「大人はなんて汚いんだ!こんな汚い大人たちを信用しない!」と思うだろう。そうなってしまったらもうおしまいだ。どんなに素晴らしい教師でも、どんなに素晴らしい講師であっても、その言葉が学生・生徒の耳に届かないようになってしまう。

せっかく良い知識・スキル・ノウハウを得るチャンスだったのに、それを学生・生徒は得られなくなる。よい恩師を得られるチャンスだったのに、「日大のように悪い大人なんじゃないか?」と疑ってしまって、信頼関係を築けなくなる…などなど、様々な悪影響が考えられる。

だからこそ教育に関係する人は全員が声を上げないといけない。そういう意味では日大の教職員組合が声を上げたのは良かった。素晴らしい対応だと思った。そうやって大人たちの中にはクズばかりではないというのを示していかなければならないのだ。

第一に考えるのは児童・生徒・学生のこと

今これを書いている時に日大が内田前監督・井上コーチが会見をしているが、全く何をしているのかわからない。我々教育に少しでも関わる人間が第一に考えなければならないことはなんなのか?それは学生・生徒のことだ。学生・生徒のことを何を持ってしても守らないといけない。

にもかかわらず日大学生を守らず、関学学生を守らず、そしてすべての学生からの不信感を募らせてしまった。これは教育者として大変問題だ。

確かに私はアメフトが好きだけれども、アメフト以上に今回は教育が関わっている問題だ。アメフトだけの問題ではない、教育の問題であり日本の若者が生き生きと自信を持って生きていけるかどうかの問題でもある。だからこそ私は久しぶりにイラついているのだ。

すべての教育関係者は何が何でも学生を守るべき、そのために行動すべきだ。今回の記者会見を一つの反面教師として。