ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

大学入学がテレビコンテンツになるというのはどういうことか?

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オードリー春日、そしてロンブー田村淳、その他にも昔は坂本ちゃんであるとか様々な芸人が企画として大学受験を行ってきた。大学受験にチャレンジするということがテレビコンテンツになるなんてと思うが、まぁ楽しく見ている人が多いのだろう。

実際、こういうコンテンツが作られるということは、我々のように大卒で「大学の中で何をするかのほうが大事」と考えている層はターゲットにしていないのだろう。ターゲットとしているのは大学=スゴイ、有名大学=もっとスゴイと単純に考えてしまう人たちなのだろう

大学に入学>大学を卒業という価値観

この大学入学をテレビコンテンツとするには前提条件がある。

  1. 大学入学のハードルが高いと考えること
  2. 大学を卒業するより入学することのほうが価値があると考えること
  3. 大学の門戸が誰にでも平等・公平に開かれていること

このような前提条件が必要だ。だからこそもし大学に入ればみんなが祝福、自分のことのようにテレビの前で喜ぶわけだ。逆に落ちたらみんなで「やっぱり難しいよね」と気持ちを共有する。入った後まで追うことはない、入ってからのことなんてみんな興味がないからだ。

つまり日本の大学が誰にでも開かれていて、かつ大学入学のほうが大学生活をどう送るか?よりも大事ということだ。制作側がどう思っているかは別だが、見ている視聴者側にこのような考え方が必要になる。だからこそ有名大学の受験を選ぶし、大学で何をしたいか、なぜその学部に進むのかなどは話題にならない。

単に大学卒業という資格がほしいのであれば、もっと自分の学力にあったところに行けばいい。Fランク大学とまでは行かないけれども、高い学力を持たなくても行ける大学はごまんとある。そこに行かないという事を見ても、大卒にはあまり価値を持っていないということだろう。有名大学卒にこそ価値があると感じている人が視聴者に多い、ということだ

芸能人も一般人も学びを楽しんでほしい

結局、まだまだテレビを見ている層、日本の多くの人達には大学というのは入学こそ大事で入学したら後はどうでもいいと考えてるのだろう。しかし本来的には学校に入ってからのほうが大事だし、大学での生活をいかに充実させるかによって卒業後に身につける能力・スキル・経験も違ってくる。

ぜひ芸能人に入学試験を受けさせるというコンテンツの次に、楽しく学ぶというところに注目を浴びせて欲しいと思う。大事なのは入学後なのだから、どういうふうに芸能人が入学後、大学生活を過ごすか?を取り上げてほしいなと思う。

そして「入学こそ大事」と考えている一般の視聴者にも、大学での学びというのがすごく楽しい、勉強というのは苦しいものではなく楽しいものだということを知ってほしいと思う。