ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

【映画】ゲッベルスと私ー睡魔と闘いながらも、内容は大変興味深い

www.sunny-film.com

ナチスで宣伝・広報のトップだったゲッベルス。その秘書を勤めていたという方が語る映画。基本構成は彼女が語り、当時のプロパガンダ映画や記録映像を流すという2つを織り交ぜている。淡々と、白黒映像が続くのでまぁ眠い(笑)寝てる人もいたし、途中で出ていく人もいた。

構成としてドキュメンタリーかつ語りが中心なので、眠くなりがちではある。ただ、内容は結構面白いものがたくさんあった。当時のユダヤ人はこうあるべきだというプロパガンダ映画はなかなかショックだった。

彼女は毎日を生きていただけ

映画での彼女の語りを見る限りでは、単に「私は毎日を過ごすために一生懸命生きていただけ」というふうに取れる。多分、それが本当だと思うし、本音だろう。彼女は働き、より良い仕事を求め、みんなと語らい、人生を謳歌した。それが単にナチスの政権下だった、というだけだ。

おそらく、私を含めた多くの人が毎日を生きているわけだ。好きとか嫌いとか関係なく仕事をし、毎日の生活のために働く。それが多くの人にとって普通であり、たとえ政権がトランプ政権だろうが安倍政権だろうがナチス政権だろうが、やることは変わらない。ただ単により良い仕事を求めていたわけだ。

今の若い人たちは「あのような政権には私は従わなかった」と言う。しかし彼女は「あの頃の雰囲気に逆らえる人はいなかった」と強く否定する。

日本の行方に責任を持てますか?

彼女は「私は悪くない」という。しかし「ドイツ国民全員が悪いといえば、それは正しい」という。つまり、「政権に近かった人たちだけ」が悪いわけじゃない。ヒトラーゲッベルスも彼女も含め、ドイツ国民全員に非があるというわけだ。

おそらく日本でもそれは同じだ。例えば日本は世界に類を見ないレベルの負債を抱えた国家だ。返済のために国債を発行し続ける状態だ。税金を上げるにも選挙で落ちることを怖がる政治家には税金を上げる事はできない。国民が増税に反対だからだ。どんな状況であろうとも、反対だ。

この状況、確かに年齢の高い人達ほど多くの責任があるだろうが、今働いている人たち、引退した人たち全員に責任があるといえるのではないだろうか。日本がどうなるかわからないが、財政悪化によって不幸な未来になるというのであれば、我々に責任があるだろう。

しかしでは今の世の中で誰が何をできるだろうか?おそらく多くの人は私も含め、毎日働いて家族と生活し、友達と語らうしかできないだろう。

何もナチス政権だからというわけではない、我々はどんなときでも無力なのだ。しかしだからといって、何もせずにいていいわけではない。生活をすると同時に、それ以外にやるべきことを探さねばならないのだろう。