ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

【ヒトラー ~最期の12日間~】淡々と終焉と進んでいくと、こうなるのか…

ネット上では激昂するヒトラーの動画をパロディとしていろいろなものに怒るっていう動画が一時期よく見られた。その動画の大本がこの映画だ。ヒトラーが終わりに向かっていく、その数日間についてが描かれている。最初は負けているにもかかわらず、他の舞台が挽回してくれると思い込み、ついにはヒトラーは自殺してしまう。

楽しげなところがほとんどなく、淡々と物語は進んでいく。大逆転というのは世の中無いのだなというのがわかるし、独裁者の最後というのはこんな感じなんだろう。

最後までついていった人たち

ヒトラーが自殺してから、将校や兵士たちの動きは二分していた。ある将校は兵士たちにもう戦うことはよせとアナウンスし、ソ連に対して和平の交渉に出向くなどしていた。逆に最後まで戦うんだと言って、戦い続ける兵士もいれば、停戦がわかったときに自殺した官僚・兵士たちもいた。

この当たりは日本も似ているのかもしれない。日本の場合はアメリカが昭和天皇を存命させたということもあり、終戦のときに自殺者が相次いだという話は聞かなかった。もしここでヒトラーが自殺したように、天皇もいなくなるとなれば、日本でも自殺者が相次いだのかもしれない。

ゲッペルスも最後はヒトラーが死んだ後を追って家族揃って自殺しているが、逆にNo.2だったヒムラーは逃げようとしていた。最終的には逃げ切れずに自殺したが、ヒムラーは最後の最後でヒトラーから離れたのはなぜだったのだろうか。最後までついていくよりも逃げて生きることを選んだのはなぜだったのだろうか。

そんなに楽しい映画でもないし、心が高揚するような映画でもないが、ヒトラーという歴史に悪名を残した人物とその周りの人たちの心の機微などを知るには、良い映画ではないだろうか。