ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

いつまでも「時間をかけて作ったから尊い」という考え方はやめるべき

この漫画家さんを批判するわけではないんだけれども、長い時間かけて作ったからと言っていいものができるわけじゃない。逆にすぐにできたからと行って、悪いものができるとも限らない。時間をかけて作るということを少し過大評価しすぎなんじゃないか?と思う。

イラストレーターや漫画家の人だけではない。ウェブデザイナーでもそうだしコーダーやディレクターも一緒だ。打ち合わせ時間を1時間から2時間に伸ばせば、より良い制作物ができるわけではない。

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パパっとすぐできると門外漢なら思うもの

私はイラストは描けないけれども、ウェブ制作でも同じように思われることはある。ちょっとした仕様変更も「簡単にできるでしょ」と思われる事がある。もちろん簡単にできるものもあるし、できないものもある。なので、必ずそれを説明する。例えば1ページ作るだけでも、ページを制作するだけでなくナビゲーションに反映させたり、内部リンクの確認をしたり、ページをGoogleにインデックスリクエストしたり、いろいろやることはある。

なので「1ページ作るだけでしょ?」と思われた場合に「1ページ作ったときに、これだけの工数がある。この工数だと費用はこのくらいかかる。それでもいいか?」と説明をする。それで受けるかどうかはお客さん次第だ。逆に2分くらいでできる修正もある。そういうものはすぐに修正対応したりするが、それが簡単か難しいかはクライアント側にはわからない。

だからこそクライアントにしっかりとどのくらいの時間がかかるか、どのくらいの労力がかかるか、しっかりと説明する必要がある。

 

10時間かけて作った作品と100時間かけて作った作品、どっちがクライアントにとってプラスか?

そもそも論だが、クライアントはどういう意図を持って発注しているのだろうか。例えば10時間かけて作ったイラストと100時間かけて作ったイラスト、どちらの方がクライアントは喜んでくれるだろうか?

それはクライアントがどういう意図を持って発注したかによる。早く納品してくれる方がイラストの質よりも大事という場合にはすぐに作ったほうがいいだろう。ウェブサイトのアクセントとして使いたい簡単なイラストでいい場合、サッと作ったほうがクライアントは喜ぶだろう。逆にグラフィカルなサイトや広告を作りたいという場合には、長い時間をかけて細部にこだわったイラストのほうが喜ばれるだろう。

時間をかけたからと言ってクライアントが喜ぶとは限らない。大事なことはその成果物がそのクライアントの要望に沿ったものかどうか?だ。もちろん、予算的に厳しいときはよくあるので、そういうときには話し合いが必要だが。

残業たくさんしている人を褒めますか?

イラストレーターやウェブ制作者など、どちらかというと独立してやっている個人事業主フリーランスの人たちもさることながら、会社員でも同じだ。会社員でもどんなに時間をかけて作っても、それが良いものになるとは限らない。残業をたくさんやっている人が出してきた成果物はコストパフォーマンスが悪くなる。

残業ではなく勤務時間外にどれだけ求められたレベルの仕事をするか?が会社員にとって今後は重要になってくる。どうしても残業できると考えてしまうと、ダラダラやってしまいがちだ。これはフリーランスも同じで、土日や夜にやってしまえばいいやと思っていれば、ダラダラしてしまうものだ。

しっかり時間を決めて、その中で要望に答えたアウトプットを出すというのが、正しいのではないだろうか。もうそろそろ「これだけ時間がかかったものなんです!」と成果物を作り出した時間と労力を認めてもらおうとするのは、やめておいたほうがいいのではないだろうか。